おやすみ、September

おもにラジオ投稿採用記録とライブ・イベントレポ

吉田山田『備忘録音』リリースイベント@川崎ラ・チッタデラ

f:id:sakai_wasabi:20230521054511j:image

3年ぶりに開かれた、吉田山田のリリースイベント!私は地元の川崎に参加しました。

川崎でのリリースイベントは『未来/Today,Tonight』の時のラゾーナ以来で、ラ・チッタデラは初めて。

一部に間に合うように行ったのですが、結構ギリギリになってしまい…。会場近くまで来たなと思ったら、人だかりと吉田山田の曲が聞こえたので、あそこでイベントやるからCD流してるんだと思ってそこへ向かうと、吉田山田がリハしてるところでした…。そうか、イベント久しぶりすぎで、リハも観れること忘れてた…。

時間がギリギリだったので、アルバムを買う時店員さんに、もう一部の整理券は締め切ったので二部になりますと言われ、二部までは居れなかったので、えーそうなんですか…とがっかりしてたら、客席には入れないけどその外からは観れるし、サイン・握手会は一部にも参加できるとのこと。

ステージは半円形になっていて、階段にお客さんが座って、一番下に吉田山田が居る感じなので、外からでも見下ろす感じで、視界を遮るものがなく、今までのイベントの中で一番観やすかった!しかもライブの間は撮影OKとのこと!😳✨えー今までそんなことなかった!と嬉しかった!

f:id:sakai_wasabi:20230521235036j:image
f:id:sakai_wasabi:20230521235031j:image
f:id:sakai_wasabi:20230521235039j:image
f:id:sakai_wasabi:20230521235042j:image
f:id:sakai_wasabi:20230521235034j:image

3年ぶりだけど、全然久しぶりな感じがしない!

1曲目に『焼き魚』をやってたら、近くを通った子供たちが寄ってきてノってた☺️焼き魚コール&レスポンス楽しかった🐟🎶

2曲目は『人間』、最後は『音楽』を演奏してくれました。

ライブが終わり、サイン会へ。

私が見た感じだけど、久しぶりにお客さんが吉田山田と触れ合える日だからなのか、自社レーベル初のイベントだからか、いつもより一人一人結構時間取って話してもらえる感じでした。

私は今日は緊張しないだろうなと、リリースイベント決まった日から思っていたけど、本当にそうで、列に並んで二人がすぐ側に迫ってきて、私の後ろの人が「緊張する〜!」と言ってたけど、何故か私は友だちと久しぶりに話せる!って感覚でした。

最初は吉田さんからで、名前を告げたあと「吉田さ〜ん!コロナ禍めちゃくちゃ辛かった!!!でも吉田さんに言われた通り、アウトプットしてます!」と吐き出すように言うと「辛かったよね〜!なかなかメール読んであげられなくてごめんね。でも読んでるからね、分かってるからね」って言ってくれた🥺「アルバム出してくれてありがとうございます!」と言うと「そうそう(コロナの)怪我の功名で出せたから良かったかなって」言ってました。

次に山田さんにも「アルバム出してくれて本当にありがとうございます!」と言いました。名前は吉田さんに言ったからいいかと思って名乗らなかったけど、パッとでの話なんてしてないのに、珍しく山田さんの方から「パッ缶いっぱい持ってるんでしょ?」ってにこにこして言ってきたから、え?あの忘れっぽい山田さんが知ってくれている…?とびっくりしちゃった笑  私が「山田さんが意地悪してくれないから、そんなに持ってないですよ!」って言い返したら「そうなの?🙂」って笑ってた笑  分かってるのかな?笑

私も漏れずにそうだけど、サインもらったあとのみんなの顔が本当に幸せそうで、心からにこにこしてるように見えた🫶🏻

f:id:sakai_wasabi:20230521054508j:image
f:id:sakai_wasabi:20230521054505j:image

サインを入れてもらう場所は自分で決められたので、いつも表紙にしか書いてもらってなかったけど、今回は二人の写真と曲名が一緒になってるところにお願いしました🖊

また一つ宝物が出来ました✨ありがとうありがとう🫂✨

余談ですが、吉田さんの傍にハンディファンが置いてあって、多分バッテリーだと思うんだけど小さな四角い薄いものが隣にあって、それにCITY CHILL CLUBのステッカー貼ってあったけど、なんなんですかね🤔CITY CHILL CLUBと日音近しい関係だから、それだけのことかな🤔

あと私は今回のアルバムリリースイベントやるだろうなって、7割くらいの確信があったので、イベント発表があるまで、予約始まっても予約しなかったんだぜ。策士でしょ😎

サイン会の列が途絶えるまで、ずっとスタッフさんが吉田山田の告知をしてて、川崎だからかワチドアと関西デビルに出ますというのと、夏の盆踊りライブのことを繰り返し伝えてたんだけど、パッとでのパの字も出なかったよね…やっぱりパッとでって秘密結社なんだ…🪬

open.spotify.com

吉田山田展2022上野

f:id:sakai_wasabi:20220809044657j:image

去年は祭り自体行けなかったので、2年ぶりに吉田山田展に行くことが出来ました!✨

私が行ったのはライブ後だったので、多分比較的空いてたのかな?と思います。

渋谷の吉田山田展にいつもいる(もちろん上野も)男性店員さんがまたいらっしゃいました😊

f:id:sakai_wasabi:20220809180845j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180851j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180815j:image

店内では「もやし」がパワープッシュされていました。
f:id:sakai_wasabi:20220809180755j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180804j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180820j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180918j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180758j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180826j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180854j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180933j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180913j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180801j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180837j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180818j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180812j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180857j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180924j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180839j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180842j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180809j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180921j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180907j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180834j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180910j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180904j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180848j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180916j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180902j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180927j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180930j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180829j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180831j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180823j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180807j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809180859j:image

f:id:sakai_wasabi:20220809181023j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809181029j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809181026j:image

f:id:sakai_wasabi:20220809181212j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809181215j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809181224j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809181218j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809181229j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809181226j:image
f:id:sakai_wasabi:20220809181221j:image

今回は「愛された記憶ツアー」の写真がメインで、私が吉田山田のファンになってから、唯一行かなかったツアーなので、観ていて有難いけどちょっと切なくなりました…🥲やっぱり行けばよかった…。

f:id:sakai_wasabi:20220809181257j:image

私のお気に入りの1枚、ニベアを塗る悪魔😈

f:id:sakai_wasabi:20220811210541j:image

スタッフのみなさん、今年もお疲れ様でした!🙏🏻

黒木渚ONEMAN LIVE2022「予測不能の1秒先も濁流みたいに愛してる」〜100周年記念ワンマン〜

f:id:sakai_wasabi:20220709230603j:image

2022年7月8日。黒木渚のライブに初めて行った。

ライブは去年の12月に行ったのが最後だった。このライブもチケットを取ろうか迷っていた。しかし記念すべきライブだと知り、行かなければ後悔するだろうからとチケットを取った。そして当日、安倍晋三元首相が銃撃に倒れ死去した。

ライブに行く前家でニュースを知り凍りつき、そのまま会場に行く電車の中で訃報を知って、泣きそうになった。しかしこの日にライブがあったのは、私にとって本当に救いだった。

黒木渚を知るきっかけはいつだっただろう。いつも聴いてる「深夜の馬鹿力」で伊集院さんが「アーモンド」について触れた時?吉田山田の山田さんが好きだと言ってたのを聞いた時?そのあたりから気になり出し「黒木渚オールナイトニッポンR」を聴いたのも覚えてる。病気になり活動休止した後、ワチドアに出た回も2回は聴いた。そして今年リリースされた「予測不能の1秒先も濁流みたいに愛してる」を買った。黒木渚の初めて買ったCDだ。

f:id:sakai_wasabi:20220712042401j:image

濁愛を購入するきっかけに至ったのは、リリースの少し前に「砂金」という曲を聴いたからだ。私はその時人生に疲れ果て、死にたい境地まで追い詰められていた。しかしこの曲を聴いた時、私の全てを包んでくれるような温かさを感じ、涙が出た。まさに私も「死に損ない」のうちの一人だった。


www.youtube.com

 

 

川の水の冷たさに 指の感覚は失われ 割れるような耳鳴り

もう駄目だ もうお終い 命さえ捨てましょう
溺れる事すら許さぬ 浅瀬にうずくまる

 

 

誰の安らぎか 慰め きれいごと
底の無い井戸は 波紋を知らない

真空のような悲しみは 貴方の鼓膜を殺した
逃げ道伝える前に

 

瞳よ鼓膜よ渚へおいで
強くたくましいこの場所では
誰もが自由だ

まさに今の私を救うための歌詞だと思った。私はいつも救ってくれる音楽やラジオを聴くための鼓膜さえ、殺されていたからだ。その「渚」というところへ行きたい。そこはどんなところなのだろう。疲れ果て傷ついた人たちが集まる、優しい場所なのだろうか。

私は黒木渚の他に好きな女性シンガーが何人かいる。NakamuraEmi吉澤嘉代子、ヒグチアイ…。それぞれにそれぞれの才能がある。しかし黒木渚が、一番私の生き方と重なってると勝手に感じていた。「全員ぶっ潰す」と思いながら、怒りながら生きてるっぽいところが。

これまでライブに行ったことのない私の黒木渚のイメージは「強くて美しい」だった。しかし実際ライブを観てみると、強いというより弱いところも醜いところも全部曝け出すし、美しいというよりはものすごくドロドロしていた。嵐みたいに気性が激しく、自分のエゴを通すためなら何でもやる人だと感じた。

未発表「ポニーテール」でドレスの上のショールを脱ぎ捨てた黒木渚は、繭を脱ぎ捨てたかのように見えた。

その後の新曲「さかさまの雨」から激しい曲が続き、私は本当に久しぶりにロックバンドのライブを観に来た気分になった。サポートメンバーで唯一知ってたのは、ギタリストの井出上誠だった。ロックチューンは特に「ダ・カーポ」が本当に格好良かった。

MCでは、10周年を迎えた黒木渚という音楽家の思いを色々聴けた。しかし私は初めてここで気づいた。いや、前々から気づいてはいたのだが、言語化出来た。音楽家は音楽家であり、それ以外は本業ではない。確かにMCやインタビューを聴いたり読んだりするのも、しないよりかはいい。だけど音楽家・歌手ならば、一発歌ってくれたら、その思いというのは問答無用で届いてしまうのだ。

音楽に感動する、それは歌詞に共感したからとかメロディが琴線に触れたからとか、色々理屈や理由があるのかと思っていたが、最近はそうではないと思っている。歌詞なんてなくて、それが「ラララ」だけでもスキャットでも、本当の歌手なら痛いほど感情は伝わり、その思いは私を侵食し支配してしまう。

歳を重ねてから行くライブは若い頃と違って、ステージを観るのは自分を観ること・対峙することにもなるから、結構辛い。私にとって音楽はただのエンタメではない。

黒木渚は音楽と心中したいのだなと思った。あたしの心臓、生贄に差し出して。音楽への愛や執着が半端ない。

f:id:sakai_wasabi:20220711010705j:image

美しい火の鳥にも弱い獣にもなる人。それらすべてひっくるめて「美しさ」だった。彼女の口から出る「絶対」は本当に「絶対」なのだろうなと思った。それは狂気に近い約束だった。

f:id:sakai_wasabi:20220722091212j:image

f:id:sakai_wasabi:20220722091221j:image

f:id:sakai_wasabi:20220722091229j:image

f:id:sakai_wasabi:20220716211102j:image

f:id:sakai_wasabi:20220716211105j:image

f:id:sakai_wasabi:20220709230620j:image

f:id:sakai_wasabi:20220709230637j:image

色々救われました、マジで。

吉田山田とカルテットTOUR2021@Billboard LIVE TOKYO

f:id:sakai_wasabi:20211116223901j:image

吉田山田、初めてのカルテットのライブを観れました✨

私はピアノと弦楽器が大好きなのですが、東京でカルテットをやってくれた時、私はまだ吉田山田のファンではなく、いつかまた東京でやってくれたらと思っていたので、念願のライブでした。

ビルボードは初めて行ったのですが、めちゃくちゃお洒落で大人な場所!

お酒も飲めるし豪華なディナーを食べながら、ライブを観ていた方もいました🍸

「証命」のツアーがコロナで流れてしまったので「証命」からの曲が聴けたのも嬉しかった😌

「愛された記憶」からは「愛された記憶」「おばけ」「それでも」「てと手」を披露。

「おばけ」はここで聴いたのが初めてだったような…。

「それでも」もまだちゃんと歌詞見る前だったけど「麻酔が切れたように君を求めた夜も」って歌詞がすごく心に残り、覚えてしまいました。

カルテットでの「街」はめちゃくちゃ格好いいから、やってくれた時すっごく嬉しかった!✨

山田さんの新しいタンバリンも、初めての生兼松さんも観れた🎹💗

最後の曲「魔法のような」で、ステージの後ろの幕が上がり、そこから見えた夜景の美しさ…ものすごかったです…🏙🌛💫

f:id:sakai_wasabi:20220613004525j:image

一流の会場、一流の演奏で行われたライブは、本当に贅沢なひとときでした😌

f:id:sakai_wasabi:20220613004703j:image

【セットリスト】

01. 種
02. キミに会いたいな
03. 希望とキャンディ
04. 日々
05. 愛された記憶
06. おばけ
07. それでも
08. てと手
09. カシスオレンジ
10. 街
11. 新しい世界へ
12. 魔法のような

wacci Live at 日本武道館 2021 ~YOUdience

f:id:sakai_wasabi:20211116223751j:image

wacciの初の有観客武道館ライブに行ってきました!

武道館に行くなんて20年ぶりくらいかもしれないです。

武道館に入ると、想像していたよりもめちゃくちゃ広かったです…!ここでwacciがライブをするのかと思うと、ドキドキしてきました。

吉田山田も来ていることは分かっていましたが、ものすごく広い会場なので、見かけることはないだろうな…と思ってましたが、目視出来るギリギリの距離に吉田山田、コバーンさん、おいちゃん、ハラショーさんなどがいるのを発見!😳奇跡!

1曲目は「宝物」。

ピンスポドン!と橋口さんに当たって曲が始まった時は、よくここまで来たね…と胸が熱くなりました…🥺

wacciの曲の中で一番有名なのは別カノだと思いますが、別カノに入る時特にMCもなく、サラっとやったのが、私としてはとても良かったです。

そして橋口さんが、曲だけが一人歩きしてるけど(恐らく別カノのことかな)まだwacciというバンドのことを知ってくれてる人はあまりいなく、それが情けないと思っていて、メンバーにそれをこぼした時、メンバーもみんな同じことを思っていたらしく、力不足で申し訳ないと言っていたということを話してくれました。

橋口さんはこのような話をあまりすることがないので、この話を聴いてて私はすごくぐっときたし、当然ファンの方は泣いてました。そりゃ泣くよね…と思いました😭

武道館のチケットはソールドアウトでなかったことがとても悔しかったみたいで「また挑戦させてください!」と言ったあとの「リスタート」は本当に泣けました…😭

たまに吉田山田の方をチラチラ見ていたのですが、ファンとは違って拍手もせずのったりもせず、ただじっと真剣にライブを観てました。

特に吉田さんは腰を落とし、前屈みになって観ていたのが印象的でした。

アンコールの最後の曲は、私が大好きな「東京」。

東京で東京の曲を聴けたことが、本当に嬉しかった…🥺

f:id:sakai_wasabi:20220303015218j:image
f:id:sakai_wasabi:20220303015226j:image
f:id:sakai_wasabi:20220303015223j:image
f:id:sakai_wasabi:20220303015221j:image

f:id:sakai_wasabi:20220303015506j:image

YouTube24時間配信ライブで作った、パズルも展示してありました!🧩
f:id:sakai_wasabi:20220303015503j:image
f:id:sakai_wasabi:20220303015501j:image
f:id:sakai_wasabi:20220303015458j:image

さすが武道館ライブなだけに、たくさんのお花が💐✨

吉田さんはライブ後こんなツイートをしてました。

f:id:sakai_wasabi:20220303015724p:image

山田さんはインスタのストーリーでこんな投稿をしてました。

そして橋口さんのツイート。

ライブが終わりすごく高揚してた私は、wacciを知るきっかけになった吉田山田に話しかけたくて、プライベートでご迷惑かなと思いつつも、その時は吉田山田のファンという立場というよりも、 素晴らしいライブを一緒に観たという興奮を隠しきれなく、吉田山田がいる席まで行き、プライベートなのにすみませんと言い、思い切って話しかけました。

山田さんは結構お話してくださいましたが、吉田さんが隣にいることに気づかず、吉田さんとは一言挨拶程度になりました。ちょうど数日後に吉田山田のビルボードのライブだったので「ライブ行きます!」と伝えてきました!本当に久しぶりに吉田山田と直に話せたことも嬉しかった…。

【セットリスト】

01.宝物
02.最上級
03.東京ドリーム
04.足りない
05.どうかしている
06.空に笑えば
07.風
08.ありがとう
09.別の人の彼女になったよ
10.感情
11.まばたき
12.ケラケラ
13.坂道
14.フレンズ
15.今日の君へ
16.僕らの日々
17.リスタート
18.あなたがいる

〈アンコール〉

19.大丈夫
20.ワンセット
21.東京

吉澤嘉代子と日比谷野外音楽堂と私が感じたこと

f:id:sakai_wasabi:20210623082909j:image

f:id:sakai_wasabi:20210621181039j:image
f:id:sakai_wasabi:20210621181046j:image
f:id:sakai_wasabi:20210621181050j:image
f:id:sakai_wasabi:20210621181042j:image
f:id:sakai_wasabi:20210621181055j:image

吉澤嘉代子さんが高校生の頃サンボマスターのライブを観に行き、そこで自分もここで歌いたいと誓った場所、日比谷野外音楽堂に立つという、特別なライブに行ってきました。

人の夢が叶うという瞬間をはじめて観た日でした。

いつもライブに行くと感想のブログを上げてるけど、今回はちょっと違うというか、ライブの模様を伝えるのではなく、ほぼ私が個人的に感じたことで、このライブとはかけ離れた内容にもなるのですが、いろんなことを感じたし考えたし、できればこの気持ちを残しておきたくて書こうと思いました。

私が日比谷野音に訪れるのは、2016年の吉田山田祭り以来5年ぶり。6月の野音は湿度のせいか、草と土の匂いが立ち込めてました。

席は後ろから2列目だったけど、今回チケット取るのはかなり難しかったみたいで、一般で当選したのが奇跡のようでした。

特別なライブということでバンドメンバーもすごく豪華、そして舞台セットも嘉代子さんの衣装もすごく素敵でした。

始めに嘉代子さんが一人で出てきてギター一本で「東京絶景」を歌った時、夢が叶う瞬間に立ち会えて泣いてしまいました。

私はライブなどを観て「泣いた」という表現で感動を表すことが好きではありません。

私はなかなか泣かないタイプなのですが、嘉代子さんの歌を聴くとすぐに泣いてしまう。それはもちろん嘉代子さんの表現が素晴らしいのもあるけれど、今回他の理由も少しわかった気がしました。

まず一つは嘉代子さんはすごく歳下なので、娘みたいな視線で見てること。初めて嘉代子さんを意識しだしたのはラジオで「ストッキング」を聴いてから。それからANNRを一人でやった時も聴いたし「残ってる」で本格的に好きになりリリースイベントに行って、CDを買ってサインをもらって…となにげにまあまあファン歴はちょっとばかり長い方かなと思うので、その中で嘉代子さんの成長も見させてもらってきたから。だからよくここまで来たねという、親みたいな心があるのかもしれません。

もう一つは私も中学の頃不登校で、ほぼ学校に行ってないこと。私は嘉代子さんとは違う理由で行ってなかったけど(集団行動や友達を作るのが苦手ではなかった)激しすぎる思春期・反抗期を過ごしました。そういう部分は自分と勝手に重ねてしまうのかもしれません。

嘉代子さんが自分のような子供に届く歌を歌いたいと言ってるように、私は歳上だけど嘉代子さんの歌を聴いてると、あの辛かった思春期に向けて歌ってくれてるように感じます。

私も表現することが好きな子供で、歌も好きだったし、小説や漫画を書くのも好きでした。将来そういうことを仕事にできればいいなと思ったりしたこともありましたが、嘉代子さんのようにここまで来る才能も執念もなかったです。

嘉代子さんはサンボマスターのライブを見てここまで来たいと思ったようですが、私にとってそれは谷山浩子であり銀色夏生だったように思います。

ライブに来てる若い女の子を見て、こんなに若いうちに嘉代子さんのこと好きなんて、感受性豊かで人より傷つきやすくて大変だろうなと思うし、私が谷山浩子銀色夏生になりたかったように、嘉代子さんみたいになりたい子もいるのかなと思ったりしました。

毎年野外ライブは吉田山田祭りに行ってるけどそれは8月なので、この日はとっても涼しく感じました。

「ぶらんこ乗り」では心地好い風が吹いて、「泣き虫ジュゴン」では空を仰ぎながら聴くと、空の青さで海の中にいるように感じました。

席が後ろの方で会場全体を見渡せるようになっていたので、日が暮れていき周りが青く染まるのが見えてとても良かった。

暑すぎなかったので、自然の香りや空気を吸い込んで、五感で音を楽しめる余裕があったのもすごく良かったです。

とにかくこの日をこの場所で、嘉代子さんと同じ空気を吸ってることが、嬉しくてたまらなかった。

ウィンディの手紙からの「movie」はずるいほどの泣かせる流れでした。

「movie」からの4曲は「少女・吉澤嘉代子」を歌っているようで、本当に一人の少女の夢が叶ったんだなぁと思いました。

嘉代子さんは物語を作る人だ。でも完全な物語じゃなくて、どの曲にもリアルな嘉代子さんはいる。「地獄タクシー」を聴けば地獄に叩き落としてくれるし「麻婆」を聴けば中国みたいなどこかの国のお伽噺の世界へ連れて行ってくれるし「残ってる」を聴けば朝帰りしたあの日を思い出すし「サービスエリア」は恋人と世界にふたりぼっちになってこの世の終わりを感じた記憶が蘇る。

どんな幻想的な美しい曲でも綺麗事はなくて、絶対に共感できる部分がある。

曲ごとに、ライブごとに、女優のように七変化して魅せてくれた嘉代子さんだけど、今回のライブは本人も言ってた通り、素の吉澤嘉代子を観せてくれた。少女の頃野音に立ちたいと思っていた少女の吉澤嘉代子と今の吉澤嘉代子、リアルの吉澤嘉代子。それを観れたことがとても嬉しかったです。

私はわりと社交的な方だと思うけど、それでも人間関係には悩んできました。嘉代子さんはコミニケーションが苦手だと思うから、商業ミュージシャンには向いてないのかもしれない。しかもバンドではなくソロ。周りのスタッフさんやバンドメンバーに支えられてるけど、基本的には吉澤嘉代子という看板は一人で背負ってるし、孤独だと思います。でもサンボマスターのライブを観た初期衝動で野音に立ちたい!というその思いだけで、相当辛い思いや苦悩をしてきたと思うけど、ここまでやってこれたなんて本当にすごいし強いしなんて素敵な人なんだろうと思う。同じ女性として生まれてきて誇りを持てると思ったのは、嘉代子さんの存在が初めてかもしれない。

アンコールで嘉代子さんが客席に降りてきて、舞台に向かって歌った時も涙が止まらなかった。

そこで歌うのは少女の嘉代子さんが、夢の舞台へ向けて歌った歌。

野音のために買った緑のギターで、少女の頃に作った「みどりの月」を披露してくれました。

私が今一番好きな色は青緑なんです。青でもなく緑でもなく、エメラルドグリーンのようなターコイズブルーみたいな色。この日のネイルも緑だったし、今の髪のインナーの色も緑なので、なんだかすごく嬉しかった。

ここからさらに私の個人的な思いになるのですが、嘉代子さんが立って歌ったところ、5年前吉田山田のライブで吉田山田も立って歌った場所でした。

あの日は豪雨で吉田山田もお客さんもずぶ濡れになって、吉田さんは雨で足を滑らせ台から落ちたなぁとか、山田さんは泣きながら歌ってたなぁとか、みんなでラララと歌ってたら雨が魔法のように止んだなぁとか、そんなことが蘇ってきて、しばらく大好きな吉田山田のライブに行けてないことが寂しかったことも思い出して、感情がぐちゃぐちゃになりました。

正直大好きな吉田山田のこと、最近心が離れてる気がして焦っていました。あんなに好きだったのにどうして?と不安でたまらなかったです。

でもこの日のライブを観て、人は死んでまた生まれ変わるの繰り返しなんだなと思いました。

死ぬって言い方はあまりよい言葉ではないですが、例えば嘉代子さんがずっと掲げてきた夢はここで一度死んで、新たに生まれ変わった吉澤嘉代子は続いていく。

吉田山田も10周年に向けて命を削ってアルバム三部作を作り、そこで今までの吉田山田は死んで新たな吉田山田が生まれ変わった。

私の吉田山田へのがむしゃらすぎる好きだという思いも一度死んだのかもしれない。でもまた生まれ変わって、これまでの「好き」とは違った「好き」が生まれるんだと思います。

人によってそれは蘇生と呼んだりアップデートと呼んだりするのかもしれませんが、私は人は常に死に続け生まれ変わるんだと感じました。だから不安にならなくていいと思ったんです。

そして最後にバンドメンバーに夢を聞いていくところでは、みなさんの夢がそれぞれ個性的で、小さな夢から大きな夢から面白い夢までありました。

私は夢って偉い人になるとか何かを成し遂げなければならないのかなと思ってましたが、もっと肩の力を抜いて、こういうことしたいな〜って思うことでいいんだと思いました。だから私にもこの日から夢ができました。本当に夢と言っていいかわからないほど小さなことなので誰にも言ってないし、夢というより目標かな。でもそれを見つけられただけで嬉しかったです。

帰りいろんな意味で打ちのめされて帰ったけど、周りのお客さんの話してることが耳に入ると、結構みんなあっけらかんとした感想を明るく言い合っていて、私も20代半ばで一番ライブに足を運んでた時は、特に何も考えず歌って踊って跳ねてただけだったし、そんなものなのかもなとも思いました。

私は20代後半くらいから詩や文章が書けなくなって、感受性がなくなったと思ってたのですが、こうやって歳を重ねても打ちのめされるくらいの感受性は戻ってくることもあるんだと思いました。

ある程度の年齢になって自分なりの哲学や考え方や生き方が決まったなと思っても、日々その考え方は変わってるので、やはり死んで生まれ変わるの繰り返しなんだと思います。

家に帰って山田さんがこのライブに来てたことを知りました。

さっきも述べたようにライブ中に吉田山田のことを思い出してた時もあったし、5年前山田さんが個展をした図書館を見たりして懐かしかったので、山田さんとも同じ空間にいたことがものすごく嬉しかったです。

本当にこのライブとはかけ離れた内容のブログになってしまいました。

これでもこのライブで感じたこと、すべて吐き出せてはいませんが、私がこの文章を読んでこんな気持ちだったんだなと思い出せればいいなと思います。

こんな風に言うのは上からみたいだし偉そうですが、おめでとうございます、ありがとうございます、よく頑張りましたね、やりきりましたね、すごく立派でした、素敵でした、最大限の賛辞を送りたいです。そしてどうかこれからも素敵な音楽と一緒に物語の中に連れていってください。

<セットリスト>
M1.東京絶景
M2.ユートピア
M3.月曜日戦争
M4.怪盗メタモルフォーゼ
M5.鬼
M6.恥ずかしい
M7.麻婆
M8.えらばれし子供たちの密話
M9.サービスエリア
M10.地獄タクシー
M11.ぶらんこ乗り
M12ルシファー
M13.刺繍
M14.残ってる
M15.movie
M16.泣き虫ジュゴン
M17.ストッキング
M18.ものがたりは今日はじまるの

EC1.みどりの月(未発表曲)
EC2.雪

f:id:sakai_wasabi:20210623054557j:image
f:id:sakai_wasabi:20210623054554j:image
f:id:sakai_wasabi:20210623054545j:image
f:id:sakai_wasabi:20210623054611j:image
f:id:sakai_wasabi:20210623054601j:image
f:id:sakai_wasabi:20210623054548j:image
f:id:sakai_wasabi:20210623054551j:image
f:id:sakai_wasabi:20210623054607j:image
f:id:sakai_wasabi:20210623054604j:image

〈バンドメンバー〉

ゴンドウトモヒコ/Bandmaster, Horns, Sequence
伊澤一葉/Keyboard
君島大空/Guitar
伊賀航/Bass
伊藤大地/Drums
武嶋聡/Sax, Flute, Clarinet
高原久実/Violin
加藤哉子/Chorus

f:id:sakai_wasabi:20210623193135j:image

Creepy Nuts One Man Tour「かつて天才だった俺たちへ」@ぴあアリーナMM

f:id:sakai_wasabi:20210321113126j:image

初めてCreepy Nutsのライブに行ってきました!

武道館のライブは配信で観ましたが、生は初めてです!

有観客のライブは去年の8月以来だったので、結構緊張して行きました。

どんな客層なんだろう…と思ったけど、普通にお洒落な人半分、ラジオリスナー風な人半分って感じで、本当に怖い感じの人いなかったです笑

あと量産型松永さんみたいな男子が多かった笑

私たぶんアリーナで観るライブって初めてで、こんな広い会場は久々でした。

ライブが始まるとDJブースにスポットライトが当たり、そこへ松永さんが登場。

心臓が破れるような爆音で、松永さんの度肝を抜かれるようなルーティーンから始まり、HIPHOPのライブ初めてな私は最初は「こんな感じなんだ…!」と思ったけど、そのあとRさんが出てきて「ヘルレイザー」が始まり、Rさんが「やっぱり生が一番だろぉっ!!!」と吼えると、若い頃クラブに行ってた感覚を取り戻し、自然に体が動き始めました!

「俺たちとよふかししてくれる奴、手あげろ!」とRさんが叫んで「よふかしのうた」、「みなさーん、お金は好きですかー!」からの「紙様」、「声は出しちゃいけねぇみたいだけど、跳ぶのは合法らしいぜ!!!」と言い「合法的トビ方ノススメ」というテンションぶち上がりのセットリスト!

久々にライブで飛び跳ねました!笑

耳なし芳一Style」はRさんのラップテクニックがめちゃくちゃに堪能できて格好良すぎて、感心するというか呆気にとられるというか…。

この曲の時私は初めて「このライブ、セックスしてるみたい…!」と思いました。

RさんのHIPHOPに対する熱い思いをMCで存分に語ってからの「阿婆擦れ」も本当に格好良くてこんないい男の人生を狂わせる阿婆擦れに私もなってみたい…!そして阿婆擦れって最高の褒め言葉だ!と思いました!

「中学12年生」も大好きな曲なので、やってくれて嬉しかった!😆🙌

そしてラジオからCreepy Nuts好きになった私は「サントラ」も胸アツだったし「Dr.フランケンシュタイン」も「朝焼け」すごく好きな曲なのでじっくり聴きました。

「Dr.フランケンシュタイン」はRさんが卒業ソングと言ってるけど、私はまだどのあたりが卒業ソングなのかわからないです…💭

初めて聴く「Who am I」は地元のことを歌った曲ということで、温かい曲だった😌

最後のMCでRさんが、みんな腹の中に何か抱えてる、でもそれが今までは見えなかったけど今は見れるようになってしまった、それが良いことなら素晴らしいけど、それで人を殺してしまうこともあると言い、さらに俺はそういうの気にしてイライラする方です、このアルバムはコロナ禍やそういう時に全部書いた曲ばかりで、すごく作るのが苦しかったけど最後になんとか希望が持てるような曲ができました、HIPHOPの特性上誰かのために曲を書いたことはありません、全部自分のこと自分のために歌ってます、でもそれを聴いてくれるみなさんには感謝ですというようなことを言って「かつて天才だった俺たちへ」の流れへ。

あまりにもRさんのMCが素晴らしすぎて、まさかの涙してしまいました…。

Rさんは自分のためにラップを作って歌ってると言うけど、Rさんと同じことを考えてる人は多いはずです(私もその一人)。

だからみんな共感して曲を聴いたりライブに来たりするんだと思います。

そしてコロナ禍の中でもずっと楽しいラジオを届けてくれてたけど、Rさんは私が思ってる以上にかなり繊細な人なんだなということがわかりました。

だからSNSとか一切やらないんだなと。

「かつて天才だった俺たちへ」は感動しすぎて棒立ちになって観てたけど、最後はスカッとするような「バレる!」で終わってくれて、最高のセットリストでした!✨

Creepy Nutsのライブは、武道館の時松永さんが泣いちゃったからRさんが多めに喋ってたのかと思いましたが、今回もほぼ松永さんは喋らず、ライブではラジオと立ち位置逆なんだなぁと思いました。

そして松永さんは無事(?)泣かなかったです笑

今まではアップテンポの曲でしかお客さんが盛り上がらなかったところもあったけど、だんだんRさんの超絶ラップや松永さんのDJでも盛り上がってくれるようになってきたと言ってて、確実にちゃんとHIPHOPという手段でファンの心を掴んでるんだなと感じました😌

私はまったくHIPHOPに詳しくないですが、Creepy NutsのANN0を聴いてからすごく奥が深い音楽なんだなと思ったし、すごく頭が良くなければできない音楽だと感じています。

こんな広い会場なのに二人ともすごく華があり、箱の広さに負けてませんでした!

f:id:sakai_wasabi:20210325055920j:image

f:id:sakai_wasabi:20210325060112j:image

グッズはリストバンドとタオルを買いました。

ガチャは一回しかやらなかったのに、ツアーの缶バッジが出た!🙌

マステも欲しかったけど、かなり当たりだと思います!😆

ネイルは今回のグッズの色合いが綺麗だったので、そのカラーを使ってニュアンスネイルに💅🏻

ライブの前の日どんなネイルにしよう?ってわくわくしながら塗るの、本当に久しぶりでした…🥺
f:id:sakai_wasabi:20210325055925j:image

ガチャしてる小さい男の子、可愛い〜!と思いました☺️

夢はラッパーかDJなのかな?☺️

f:id:sakai_wasabi:20210325060411j:image

会場の前で立ち止まることが許されなく、唯一撮った自分の写真がこれだけでした…。

f:id:sakai_wasabi:20210325060506j:image
f:id:sakai_wasabi:20210325060509j:image
f:id:sakai_wasabi:20210325060512j:image
f:id:sakai_wasabi:20210325060416j:image

ほかのライブはわりと一人で全然楽しめるのですが、Creepy Nutsは誰かと一緒に来たら楽しいだろうな〜!と思わせるライブでした。

また必ずライブに行きたいし、もっともっとCreepy Nutsのことを応援したくなるライブでした!✨

久しぶりのライブ、本当に本当に楽しかったです!!!

【セットリスト】

01 ヘルレイザー

02 よふかしのうた

03 紙様

04 合法的トビ方ノススメ

05 板の上の魔物

06 スポットライト

07 耳なし芳一Style

08 生業

09 阿婆擦れ

10 オトナ

11 かいこ

12 中学12年生

13 トレンチコートマフィア

14 顔役

15 Bad Orangez(新曲)

16 Who am I(新曲)

17 日曜日よりの使者

18 サントラ

19 Dr.フランケンシュタイン

20 朝焼け

21 かつて天才だった俺たちへ

22 バレる!(新曲)