この日はTFで聴いてました。
普通に眠かったこともあるし、この日はカーボーイに一通もネタを送ってなかったからです。
なので絶対に私のネタは読まれないという聴き専100%の体勢で聴いてたら、怒りんぼで読まれてびっくり！😳
カーボーイで、ストックされたものを読まれるなんて初めてです！
でも、長文ネタでかなり頑張って書いたネタだったので、報われて嬉しい…🥹
しかもラジオネームのくだり、太田さんわざとイントネーション間違えて読んでくれた🥹💗
太田さん、 いつも私のラジオネームのイントネーションを間違えず読んでくれ てありがとうネーム さかいわさび
こんばんは、田中裕二（女）です。
これは私が20代の頃、バイトしてた時の話です。
その店はチェーン店ではなく、個人経営の店でした。
バイト仲間は若い子が多く、みんな仲良く仕事していました。
ある日店長（女）の友達だという、田村さんという女性が「 今日から働くことになりました｣と入ってきました。
田村さんは30代半ば〜後半くらい、 化粧っ気がなく眼鏡をかけていつもひっつめ髪で、 地味な女性でした。
しかし田村さんは私たちのようにレジで接客するわけでもなく、 事務所兼休憩室にいるだけで、何をしているか謎でした。
ある日バイト全員、 一人ずつ田村さんから事務所に呼び出しがありました。
呼び出しから帰ってきたバイト仲間の子は、 不可解な顔をしていました。
いったい何の話なんだろう…？想像もつきませんでしたが、 ついに私も呼ばれました。
私が事務所に入り田村さんの前に座ると、 田村さんは私の目をじっと見つめて、
「田中さん、実はね、私とあなたは前世で一緒だったの｣
と言いました。
予想もしない発言に、えっ？と思っていると、 田村さんは続けました。
「前世、私はある国のお姫様でね、田中さんとTさんとJさんは、 私の三人官女だったの｣
TさんとJさんというのは、私と歳の近いバイトの女の子です。
田村さんはまだ話し続けます。
「この店は呪われてるの。先代の社長が事故で亡くなってね、 悪霊に取り憑かれてるの｣
田村さんの目は真剣です。
そして田村さんは、
「これがお守りの石だから。 これが田中さんやみんなやお店を守ってくれるから｣
と、私に一つの石を握らせました。
私は霊ではなく、ガチでそんな話をしてくる田村さんが怖くて「 はい…｣とだけ言って事務所を出ました。
田村さんの呼び出しが終わった私は、 ほかのバイト仲間にどんな話された？と聞くと、 みんな私と同じ内容で、石ももらってました。
しかし、一人だけ呼び出しされなかった子がいました。
それは平沢さんという女の子でした。
あとで平沢さんだけなぜ呼ばれなかったか、 バイト仲間から聞いたのですが、 どうやら田村さんは平沢さんが悪霊の正体で、 あの子がお店を呪ってると言うのです。
そして私がバイトが休みの日です。
寝ていた私は田村さんからの電話で起こされました。
半分寝ながら電話に出ると、田村さんは息もとぎれとぎれでした。
「田中さん…ハァハァ…今…ハァハァ…私…ハァハァ…悪霊と… ハァハァ…戦ってる…の…ハァハァ…。田中さん…ハァハァ… 渡した石…持ってるでしょ？ハァハァ…それを握って…ハァハァ… 一緒に戦って…ハァハァ…｣
はぁーーーーー！？！？！？
気色悪ぃーーーんだよーーーてめーーーはよーーー！！！
完全にイカれなんだよ！！！
前世がお姫様ってなんだ！！！ あたしたちが三人官女って設定なんなんだよ！！！
何で地味ーーーなお前がお姫様で、 どう見てもお前より若くて可愛いあたしとTさんとJさんが、 お前の下僕なんだよ！！！
平沢さんだけ悪霊にした理由、なんとなくわかるぞ！！！
平沢さんがサザエさんでいう花沢さん、 ちびまる子ちゃんでいうミギワさん的な位置だからだろーーー！！ ！
あとな！！！店の東西南北の全ての端っこに盛り塩すんのやめろ！ ！！
てめーがなんでいきなり店に入ってきたかって理由も、 今の社長の愛人だからだって、バイト全員に言われてんぞ！！！
あたしの貴重な休日の睡眠を奪うなーーー！！！ このイカれ電波オカルトババアが！！！てめぇが悪霊だろうが！！ ！
田中さん、こいつ怖すぎないですか？
｢イカれ｣って言葉がメールの中に2回入ってるのですが、両方とも飛ばされてたので、作家さん的にNGワードだったのかもしれません。
そして平沢さんと書いたけど、よく思い出したら平山さんでした。花沢さんやミギワさんと書いたのは｢ブス｣と直接的な表現をすると、今のコンプラに引っかかるかなと思ったからです…。数年前なら寧ろ｢ブス｣なんて、深夜ラジオではおなじみの言葉だったのに…。
それにしても田村さん、怖すぎた…。石を売りつけたりはしてこなかったので、詐欺とかではなく、マジでイカれてたんだと思います。
